2011年3月13日日曜日

なにもできませんが

大きな揺れを感じたとき、ぼくはちょうど自宅にいました。
何部屋もある広い家でもなかったので、すぐに落ちたら割れそうなモノは床に運び、グラグラの棚とテレビを抑えてました。
“これ以上大きくなるな!”とあの瞬間強く念じながら両手いっぱいひろげてました。さいわいにも破損も怪我もなく切り抜けることができました。

テレビの報道を見ながら僕もどんどん愕然としてます。
“たったいま入った情報です―――”のフレーズが。
政府の会見や県の発表、マススコミの報道を見ながら、このまま鵜呑みに聞き入ることに疑問すら感じてるのは、僕だけじゃないと思います。
不安と混乱の日々はまだまだ続きそうです。


今朝も撮影でしたが心ここにあらずです。
僕だけじゃなく、スタッフだけじゃなく、日本中、世界中のみんながそうかもしれません。
心は―――、亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、一刻も早く、一人でも多い生存者の救助ができるように願うところにあります。