昨日、こまつ座公演の『小林一茶』を観劇してきました。
小生も一茶を演じさせてもらったのがちょうど10年前。
初のこまつ座出演でいきなり初のタイトルロール。
当時はやはり、気力体力精一杯だったんだと思います。
舞台上ではとっても大変なのに、席上ではとってもおもしろい。
このギャップの妙。これも演劇の醍醐味かもしれません。
上演中、井上さんのことばのシャワーを浴びながらいろんなことを思い出し、
ことばにならない心地良いひと時を堪能させていただきました。
10年前のあのメッセージ。
森下のベニサンピットの稽古の帰り、高級中華料理店で僕たちキャストに大盤振る舞いをしてくれた井上ひさしさん。
フカヒレがそのままのっかってるラーメンには目も口も驚きました。
“私には役者は務まりません。
演じることができるあなたたちは選ばれた人たちなのです。
どうぞ存分に輝いてください”
ほんとそれさえできれば
※29日まで新宿紀伊国屋ホールにて上演中