2015年5月31日日曜日

屋形船が揺れる場面で…

役者をやっててはじめて、舞台の本番中に地震の影響で演目が途中でいったん止まりました。

震源小笠原諸島
マグニチュード8.5
関東震度5前後。

新宿南口、高島屋の先にある紀伊國屋書店。その最上階7階に劇場サザンシアターがございます。
このビルは、ある程度以上の揺れを感知すると建物中にビービービーと危険を知らせる警告音が鳴り響くシステムになっております。

舞台『戯作者銘々伝』の本番中 事前に察知し、
“緊急地震速報”
のお知らせが江戸舞台と客席に響きわたる。

“うわゎ、けっこうグランと来てますね”と楽屋でみんなでひとまず待機。

あの瞬間、誰もが 祈ってるのかな。
タノム、コレ以上ユレルナ!
とね。


いったん、舞台監督と制作サイドからアナウンスがあり、余震を伺いながら様子見で、臨時の休憩をはさみ、また仕切直し途中からリスタート。
こんなこともあるのが、LIVEの醍醐味なんでしょうか。
こう振り返ることができるのは、大きなパニックにもならずにお客さんが冷静に判断をしてくれたからです。
全員が無事であったおかげでございました。
急きょ、終演時間が30分ほど遅れたにもかかわらず最後までご観劇していただき、本当にありがとうございました。
僕も忘れられない、ある日の舞台公演になりました。

明日からも頑張ります。