『欲望という名の電車』が終わった余韻を味わうのもつかの間・・・
ガジラ公演『新・雨月物語』の稽古が昨日から始まりました。
ずっとずっと前から作・演出の鐘下辰男さんと一緒にお芝居したかったんですが、やっとようやく目標を達成することができて嬉しいかぎりです。
今回は初演(1991年1月、新国立劇場)の上演台本をだいぶ削ってあります。
まずはその改稿された台本のじっくり本読みです。
なんでこいつはこんなセリフを言うの?
なんでこいつはこんな態度をとるの?
なんで?なんで?なんで?のディスカッション。
一言でも、ト書きの間にも、台本ならばそこにそれぞれ作者の何らかの意味・意図・ねらいなどが必ずあるはずなんです。
それを一つ一つ丁寧に話し込む。
んー、こういった作業はですね、初めてではないんですが・・・、
そしてキライじゃないんですが・・・、
とにかく頭が疲れます。
でもここでわからないままスルーしてしまうとね、ぜったいそのシコリみたいなもんが後になって悪性の腫瘍になっちゃったりするんです。
そのときにはもうすでに遅し。そんな病気持ちのような状態で初日の幕が開いてしまうんです。やっぱり、肉体はもちろんだが、精神も健康じゃないといけません。
さいわい初日までまだまだ時間はあるんで、この最初の工程でしっかり土台造りをちゃんとしなきゃと思ってます。
高校の授業はほとんど居眠りかサボってました。でも今は足りない頭をフル回転して頑張ってまーす。