ここ2週間。
僕の知り合い3人が続いてお亡くなりました。
そして同じ時期に、知り合いの女性2人の腹からそれぞれ帝王切開で飛び出てきた赤ん坊、2人。
ならばやはりもう一人、知り合いの腹を突き破って・・・と願いました、プラマイゼロにと。
だけどそうもいかない。
亡くなられた方を仲間と献杯し、したたかに酔い、雨上がりをヒトリとぼとぼと。
今夜はこんな2週間だったから、わりとフツーに死生観などを千鳥足でぶつぶつと想いながら家路へ。
「すいません、ちょっといいですか。」
気づいたら警官二人に挟まれて、
「あのぉ、ナイフなどの凶器類をぉ~。」
俺がちょっと潤んでたことなんか露知らず、夜道で暗かったし。
職務質問は慣れてたから、軽くムッとしながら「なんも出てこないよー」と。
もしたまたまナイフ持ってて振り回したら腰抜かしそうな二人だったな。ナイフ持ってないけど。
さらっと協力してやり過ごす。ご苦労様~。
しかしこのタイミングで“ナイフは?”と職質された現実が滑稽で仕方なかった。
お陰様で頭グチャグチャになって、警官に解放されて後、なんとか自分を取り戻すために、今度幕が開くセリフをひたすら念仏のようにブツブツ唱えてた。
亡くなられたヒトへご冥福を。
生まれてきたヒトへご祝福を。
合掌