2006年12月26日火曜日

うぃーうぃっしゅ

24日、稽古場に浅野ゆう子さんからケーキの差し入れをいただきました~。こういうイベントは大事なんだよなあ。下手すると、稽古場だけの生活で浮世離れして、暦すらどーでもよくなる時があるから。しばし世間と同じノリ、必要だ。

2006年12月22日金曜日

借りて帰って寝て起きて なんで 借りたの えっ、オレが?

うーん、ちゃんと見れるかなあ、たしかに今この瞬間、ミタイミタイで棚から抜き出してるだけの無謀な男。1週間は7日間。そして数えると7本以上…。うわー、 オヤジ狩りじゃなくて、オヤジ借り。節操ナシ。 でもこのヒトトキはわりとキライではないんだよねー。なんか実感するのよね、“あー、自分の映画の好奇心 はちゃんとこんだけあるんだなぁ”と。けっこう楽しい。でも、たとえば、『バグダッドカフェ』とか 『オールドボーイ』 なんか、たまたまだけど、何度も借りてるんだけど、未だに見てないんだよね。店員の間違った見解では“好きなんですね、この映画、フフッ。”だろう。
でも最近むちゃくちゃでチョイスした中から、ヒットしたのが有りました。
『Alfie』 ルイス・ギルバート監督、ソニー・ロリンズ音楽、マイケル・ケイン主演。1965年、イギリス映画。、
も う、かっこいい、主人公扮するマイケル・ケインのアルフィが。 この映画は、ものすごく男目線の作品であり、そこのベクトルが・情けないベクトルが真っ直 ぐに突き抜けているテーマの映画。男がみれば、ウンウン。女がみれば、ノンノン。それぐらいハッキリしてたかなぁ。僕は男だから、ウンウン。なんか突き刺 さったような、ウーウ―。
サントラもカッコいいなぁ、なんだこのJazzって思ってたら、ソニー・ロリンズかよ、どーりで。真っ先にネットの通販 でサントラアルバムを検索して購入しました。数日後に届いてすぐに聞いて、ひゃー、しびれるー・・・、と感じそうになったんだが、よくよく聞くとどうもな んか違う気がしてならない。聞きながらジャケットをよく見返すと、そこにはなんと、ジュード・ロウ。ん?!と思って歌詞カードの解説を読んだら、最近 ジュードさんがリメイクで主演したサントラだということがわかりました。ふぅーん、ジュードさんのアルフィーかぁ…。うーん、と思いながら、でもこれはこ れで、ミック・ジャガーの歌声とかで充分聞き応えがある。
でもでもやはり、ソニー・ロリンズ版のサントラの注文をやっぱりしました。

さすがに、ネットで調べてた時は、邦楽POPSのTHE ALFIE(~悲しいねサファイヤnight!)には間違えないように気ィつけてたんだけどね。

2006年12月17日日曜日

ONEPIECE 44巻

ずいぶんと子供の頃は漫画を読んでた。中学・高校時分には、ちょうど週刊少年ジャンプの黄金期で毎週月曜日が待ちどおしかった。キン肉マン・北斗の拳・ドラゴンボール・スラムダンクなどなど、ここでは数え切れないくらいの、バケモノ的な名作が連なっていた。そのせいか、その反動なのか、いつしか漫画をぱった り読まなくなっていた。舌が肥えすぎたとでもいおうか。
ONEPIECEを知ったのはかなり前だったんだが、ふーん、面白いんだ、へぇーという程 度。どうせあの頃の興奮は越えられないだろう、と思ってました。去年、あまりにも評判を、近しい友人や先輩から聞くので、まさに、だまされたつもりで読ん でみました、ハイ読みきりました!ハイだまされました、いい意味で!当時、すでに30巻以上コミック化されてたんだが、もー、ぶわぁーっとね。あんなに泣 き笑いするなんて、大のおとなが、おっさんが。漫画喫茶でえぐえぐ大泣き。北斗の拳で山のフドウが死んじゃうとき・スラムダンクで三井の“安西先生、俺バスケがしたいです。”って崩れたとき。それらを彷彿させるくらい、感動シーンがテンコ盛り。
今日も最新刊44巻読んで、恥ずかしながら、相当泣いた。まさかまさかメリー号が・・・。そう来るとは思わなんだぁー(涙)

2006年12月14日木曜日

酸いも甘いも新宿も

好きな東京の街はまずは新宿。私は東京の阿佐ヶ谷で生まれ育ったんですが、中学生くらいからか電車で15分ほどで着く新宿にはよく繰り出していました。もちろん繰り出すといっても歳相応の、その時・その時分のいろんな青春を味わうような、毎回、自分は自分で虚ろいでいくだけのノリなのに、いつも気付いてたら 歩いてた。時には皆で、時には二人で、時には独りで。振り返れば数々と浮かび上がる思い出。新宿君との付き合いは何かしら、いちいち有るのです。
特に個人的には歌舞伎町とか大好きでね、あのごちゃごちゃした感じがね。あの辺りはかつて、戦後の闇市で活気のある一帯だったらしく、その歴史を知ってなんだかすごく納得もできたし。
ヤクザ・ホスト・風俗・無料案内所・パチンコ・映画館・マンガ喫茶・コマ劇場・中国人、黒人・ドラッグクィーン・なんちゃってヒップホッパー・バッティング センター・ゴールデン街・花園神社・プチぼったくりの店・たまーの発砲・つぶれた風林会館・深夜営業の下着屋とか花屋・カラオケどうすか兄ちゃん・最近少 ないぞ頑張れチーマー・ラブホテル・リンリンハウス・新宿区役所・トンカツのすずや・ホームレス・平成の赤ヒゲ診療所・ドンキホーテ・怪しいDVD屋・警 視庁24時!
なんか、もともとそういう意味でユカリのある所なんだろうが、とにかくいま例にあげただけでも盛りだくさん、ごった煮鍋。まさに闇 鍋。かなりのエキスでパワフルな素材。スゲーな人間。これが、ヤダ、まさかもしかして、よく謂われてる人間の尊厳なのか?この街を歩くとたまに感じる。理 屈じゃなく、遮二無二に生きて・活きてる群像は、がむしゃらだし、ある意味“らしい”から、美しい。大袈裟にいえば、原点回帰のできる、世界的にも珍しい、スゴい街、きっと。

先日は北九州の小倉(写真)で呑んでました。少し小倉駅から離れたホテルからタクシーに乗って、“運転手さん、繁 華街。にぎやかなトコロ、お願いします!”ってな感じ。目指すはネオン。“この辺りですかね”で精算、降りて見回して、うん、いいねー! よかとよ、ばってん小倉の繁華街ばい、せからしかー!
なんか、とりあえずの安堵感。
そういえば義務教育のころ、よく云われてたな、夏休みの注意事項。“繁華街に行くべからず”みたいなオフレを。
でも僕は逆に色々おもしろいことを学んだんだけどなぁ、なんかわからん本質的な何かをさ。
ビバ、繁華街!

僕です

め ほそっ
かお ながっ
無精髭 不潔ッ

文句なしッ 俺!

和田誠さんありがとー

2006年12月11日月曜日

やっぱり 新作っしょ スリリングー

今日は、こまつ座の舞台の稽古初日でした。チラシもでき上がり、和田誠さんのイラス トという昔からの念願もかないました。川平さんのイラストを見て、“この右腕、関節ないっすよ、大変な役ですね”とか“ユキヤの口の中はいつも真っ白だ。 泡か?歯か?”とか言い合って、交流を深めてました。稽古初日というのは、わりとみんな、悪く云えば猫かぶるというか、かわいく云えばシャイというか、日 本人節が出るというか、なんか緊張した雰囲気だったりします。でもなんか、すでにどっしりと落ち着いたアットホームな空気だったような、勝手に和んでたの は自分だけかね?
さっそく歌の稽古があって、みんなでワーワー、ギャーギャーしてたら、歌唱指導の先生に、皆さん濃いですねェ~、とお褒めのお言葉をいただきましたー
よし、役者は揃ったー! あーん、楽しみ!

2006年12月9日土曜日

目覚ましい活躍ぶり

うあー、すいません、すいません。
二日酔いでホテルのフロントに起こされて、急いで荷造り。衣類圧縮真空袋なんか使用するユトリもない。部屋で凄まじい反復横飛びに似た俺の動き。スーツケースになげこむなげこむ。のっかるのっかる。独りぼっちの運動会。意識をするのは何よりタイム。いつか自己ベストとワールドレコードを比べみたい。オレって スゲーと前向きに、ポジティブに、世界に照準あてながら。
チェックアウトを無事に済ませ、タクシーへ。駅の構内で切符きっぷ。みどりの窓口で並んでる時、そのうち一つの窓口で、ものすごい膠着状態の客がいる、必ずどっかの窓口はきまって必ず!日本はそんなにでかくない。いったいどこまで行きたい の?どんな注文つけたのよ?“海がみたいわ、ただし岬の先っちょで”“どこかしら、あなたのふるさと訪ねたい”“お腹がすいた、スープ!スープ!”
そ れからお土産買ったりブラブラと。なんか聞こえるベルの音。まさかと思えばそのとおり。手にしたパンパンのスーツケースの中から聞こえてくる。朝が苦手な オレを飛び上がらせてくれるほどの目覚まし時計。ホントうるさいんだ、コイツが。なぜいまこの時この場所で…。躊躇なんかできるヒマもなく、すぐジッパー に手をかける。あけた瞬間、さらに響き渡るジリリリリリー!、と同時にボロボロッとこぼれでる、荷物。うひゃー!

2006年12月7日木曜日

ネクタイ奮闘中

なかなか背中で表現はまだまだ程遠い感の衣装のスーツを着た俳優、北村有起哉。

2006年12月4日月曜日

主演 なんでや兄ちゃん

また、餃子の王将に行ってきた。牛丼屋とかでもそうだが、客のカウンターに囲まれて、炒めたり、盛り付けしたり、皿洗ったりして目の前の厨房そのものが舞台に見える時がある、しかもわりとよくそれを連想する。彼らも見られてパフォーマンスしてる、たぶんぜったい。俺もそんな類いのバイトをしてきたからなんだろうか、勝手に想像するのは。
こないだの王将は、客もまばらで役者たち (従業員たち)もヒマそうだった。揚げ物担当の若い兄ちゃんがなんか不機嫌そうで、周りの先輩たちが、ぎこちなさそうになだめてた。 何かあったんだな、そして、でもこの兄ちゃんは歳のわりには、この劇団で信用されているようだぞ、とビールを呑みながら思った。“~まぁしゃあないやん か…”“そないなときもあるし…”共演者たちのセリフがチラチラ聞こえてくる。でも主役の兄ちゃんは頑なに“なんでや!”みたいなことをブツブツ。かなり 理不尽なことでもあったらしい…。客の俺は舞台にくいつく、餃子にも食いつく。あまりにも勝手な想像と解釈だが舞台『餃子の王将』は続く。
こっち はこっちで呑み食いしてるのだが、しばらくたっても、物語に発展性がなく、だらだらと“まぁええから”“なんでや!”をひたすら繰り返してた。だんだん客 の俺は飽きてきて、つまらなくなってきて、酒もまずくなってきた。芝居は暗く陰気なテーマだった。後味悪く2000円くらいの観劇料を払い店を出た。
そ して、また今夜、性懲りもなく、再び同じ劇場へ。客は大入り満員。オーダーでコールが飛び交う中国語。皿洗いさんも、麺ゆでさんも、レジちゃんも、てんて こまいだった。そしてなによりも、なんでや兄ちゃんが、たぶん皆と同じくらいのテンションで頑張ってるだけなんだろうが、前作を知ってるだけに俺はやはり 一番輝いているように見えてしょうがなかった。ちくしょう、なかなか目がキレイじゃん、見直したぜ、いや、だまされたぜ、揚げ物兄ちゃん。
よし、じゃあ、俺にとびきりの鶏の唐揚をたのむわ~、あとビール!ゆっくりタバコに火を点け、大きく吸いながら、今日の芝居は随分にぎやかなになりそうだなと、煙をはいたら、“ハイ唐揚げおまちどぉー” ぷふぅ、はやいーっ!

2006年12月2日土曜日

夢か現実か紙一重

バス停でバスを待ってました。
やー、向こうからやって来た来た。
次第に近づいてくるバスの行き先を見ました。
あら、違う方面だわ。
一歩下がって“チガウチガウ”と大きくアクションしました。
なのになのにバスは止まってしまいました。なんで!?乗らないよっ!
すると乗車してたオバチャンが降りてきました。
…呆然。
バスは出発し、遠ざかっていきました。
それからオバチャンも遠ざかっていきました。

それだけの夢をみました。