2007年8月30日木曜日

阿波ダンサーの役 いつの日か

こないだ高円寺の阿波踊りに行って参りました。
人だらけで、びっくり。
阿佐ヶ谷生まれ、阿佐ヶ谷育ちの僕は、七夕祭りがメインだけど、お隣の駅の高円寺は阿波踊りです。
全国的にも有名みたい。東京の阿波の踊りですが、関係ありません。
高円寺の駅の周辺を、同時にいろいろなチーム(~連、という名称)が、ねり踊り歩いててものすごい盛り上がり。
“びっくり連”というチームがありまして。そこに所属している高校の同級生の踊りを見るため、苦手な人ごみをカキカキワケワケしてきました。
親戚のおばちゃんにもらった白い薄手の着物をパシッと着てね。やっぱいいよ着物は。
男は、粋な気分に。馬鹿だねー。
とはいえ、一体あいつらどこにいるんだよ、と不安になってきた。ぶらぶら歩いているうちに、南口のPAL商店街のあたりでインターバルの彼等とちょうどばったり。
“これから、どこで踊るの?どこが穴場スポットなの?いま話しかけていいの?なんで、こんなに人だらけなの?”
阿波踊り見物の初心者はいささか混乱気味だったので、突然の仲間との遭遇にすごく安心して、色々ぶちまけました。
いろいろ聞き込みして、びっくり連がやってくるメインストリートを先回りして待機。待機といっても、穴場スポットなんてどこにもない。
雀荘の階段を2,3段上がった所でつまさき立ち。途中で生ビール、氷結など呑みながら。
やがて・・・
おー、来た来たぁ~!待ってました~!
階段降りて、人ごみへ突撃。肩入れ蟹歩き牛歩戦術大作戦。
“すいません次のチーム、友人がいるんで前で見たいんです、どうかどうか、ちょっとだけ・・・”とじわじわとベストポジションへ。話せばわかってくれた、ありがとう。
細めの江戸張の提灯をブンブンしながらぐんぐんやってきた。
びっくり連は他の連の女踊りの艶っぽさとは対照的でいて、かつ他の男踊りよりも、よりバンカラな男くさい、そしてケレンミのある・・・、何というか格好よかった。連によって、ぜんぜんカラーも振り付けも違うんだが、友達関係なく一番の好みだった。
こいつらも一年に一度だけだが、最高の舞台を味わってやがんな、最高の顔してるぞ。いいなちくしょう、俺も踊りた―――い。
ナベー!子供ができても飲み会来いよー!
ガキー!間違えても間違えた顔すんなー!
リコー!演奏もっと楽しめー!

みんな、輝いてる、うらやまし。あ、うらやましいだと・・・。やっぱ僕も出たがりの人間なんだな。