2016年9月28日水曜日

不気味な無反応

ベビーカーでふらふらしてたらにわか雨。
雨宿り、コンビニのイートインスペースでコーヒー飲みながら時間を潰す。
そのうちタイミングよく息子はウトウトしてお昼寝、よしよし。
その5分後、
学校帰りらしい男子5人がスマホの画面を見ながらワイワイやってくる。
中学生なのかな、とにかく自由すぎる。
一つのテーブルに椅子をガーガー引きずって集まってスマホのゲームに夢中な様子。
それはおおきくイートインスペースの出入り口を完全に塞ぐ陣形になっていた。
息子が起きてしまったらまた面倒だなぁと。
来た瞬間から あ、くそガキどもが来た と思っていたので、わりとすぐに注意もする。
一番邪魔をしてるポジションの子の肩をパンパンして、
“これじゃ人が通れないだろ?”と陣形修正を促すがとにかく鈍い、反応が。
仕方ないので立ち上がって手伝ってやる。
が、みんなボーっとしてるというかゲームにボットーしてるというか、
「すみません」も「ありがとう」も聞かず、結果何一つ噛み合ってなかった気がした。
ぼくのイライラ自体が全然届いてない。それが一番の以外な出来事だったのかもしれない。
僕がその中学生の一人だったら、両極でも「なんだこのオヤジ、うぜーな」もしくは「あっすいません…」だと想像する。
まるで聞く耳持たない程がちょっと不気味さすら感じる。
こいつらそんなにゲームが楽しいのか…。
しかしこの一面だけで偏見を抱くのは本当に簡単だ。

ぼくはさらに想像を続ける。
こいつらは一日24時間という限られた時間で、学校の授業も部活動も、そして塾の山積みの宿題もこなしていく超多忙の中、
「あのコンビニでまた会おう スマホ忘れんなよ! 必ずオンラインしようぜ EXためとけよー! 」
と一ヶ月前に固く誓い合った奇跡の同士なのかもしれない。
そして今日がその日だったのだ。

おー、馬鹿げた想像をしてるうちに雨がやんだぞ。